- 2019.03.27
- 3歳 ~3月の子どもたち~
日差しが少しずつ暖かくなり、春の訪れを感じるようになりました。子どもたちは、クラスの友達と一緒に遊ぶことがますます楽しくなっている様子がうかがえます。
こま回しが楽しくなってきました。
「かさまわししよう」「いいよ、いっしょにしよう」
「あ!まわった!」「ここからこっちは〇〇ちゃんね。こっちは△△ちゃんね」
広告棒を並べて場所を決め、そこでずっと回っていることがうれしくて、友達と一緒にすることを楽しんでいました。
今日のおうちには、すてきな棚が出来ました♪
「ここは、ぶきをおくところね」「いいね、ここはちゅうしゃじょうにしよう」
「マントもおきたいよね」「それなら、ここにおいたら?」「いいよ、ぼくのもおくね」
友達と、どこに何を置くか相談していました。思ったことを言うことも、友達の話を聞くことも楽しくなりました。
友達と一緒に踊ることがうれしくなってきました。
年長組のショーごっこの刺激を受けているのでしょうね。友達と立ちポーズを決めて、みんなでそろえて踊り始めることを楽しんでいました。
ネイル屋さんができました。
「おかあさんのつめ、きれいなんだよ」「うん、すごくきれいだよね」
と友達とおしゃべりをしていたので、教師が
「いいね。せんせいも、かわいいピンクにしようかな。こんないろがいいかな」
と、紙テープを切って広告棒につけ、ネイルの刷毛を作ってみると、子どもたちは目を輝かせて
「わたしもつくる」
と作り始めました。
自分のつめにうれしそうに塗ったり、教師や友達にも塗ったりしました。本当に爪に色がつけたくなって、紙テープを小さく切って、爪に張り付けていました。
小学校のお兄さんお姉さんにもらったうずらのうずちゃんが、毎日1個ずつ卵を産んでくれます。“孵卵器”を貸してもらい、卵を温めていると、ついにひよこが生まれました!うずらの赤ちゃんなので、とても小さくて、ふわふわで、かわいいです!
子どもたちも
「わぁーかわいいー!」「ちいさいね」「ふわふわだね」「もうすぐでてくるかな、がんばれーがんばれー」
と代わる代わるうずらの赤ちゃんのかわいい様子を見て、歓声を上げていました。
身近にうずらが卵から出てくるところを見て、“この動物は、卵から生まれるのかな?どうなのかな?”と興味をもつようになった子もいるようです。
南園庭で遊んだ後、みんなで散歩しながら、お部屋まで戻りました。幼稚園の早咲きの桜が満開になっていることに気付きました。
秋に、クラスの友達が家族で出かけたときに、かまきりの卵を見つけて持ってきてくれたので、幼稚園で春が来るまでずっと待っていました。暖かい日が続いたら、ついにかまきりの赤ちゃんが生まれました!
「かまきりのあかちゃんがうまれてるよ」
と、子どもたちからも見えるように台を置くと、
「わぁ、ほんとうにでてきてる!ちっちゃい!」「あかちゃんはしろいんだね」「さわってみたーい」
となかなか経験できない瞬間を見ることが出来て、大喜びの子どもたちでした。
生活発表会でおうちの方と一緒に遊んだフルーツバスケット。自分の好きな果物のペンダントを首にかけると、自分たちで椅子を持ってきて、フルーツバスケットが始まりました。
「フルーツバスケット、エイ!ヤー!」
とみんな楽しそうです。
クラスのいろいろな友達との触れ合いも楽しくなっています。『ともだちできたら』の曲に合わせて、友達と手を打ち合わせたり、おしりをごっつんこしたりして、みんなとてもいい笑顔です。
「つぎはだれとしようかな」「いっしょにやろう」
と、様々な子と触れ合うことも楽しくなりました。クラスのみんなと一緒にすることが心地よくなっていることを感じました。
『あくしゅでこんにちは』の歌に合わせて、友達とペアで踊ることも楽しくなってきました。
年中さんに手をつないでもらって、大幸公園に散歩に出掛けました。初めての幼稚園の外へのお出かけです!
年中さんがテントウムシを捕まえているのを見て、年少の子どもたちもテントウムシを探してみたくなりました。よーく見ると、子どもたちの手にテントウムシが乗っています。
みんなで声を掛け合って捕まえ、捕まえたテントウムシを肩を寄せ合って見ていました。
もうすぐ年中組さん。年長さんとお別れしたり、年中さんのお部屋を探検したりして、進級することを楽しみにしています。教師の話も、3歳の子どもたちなりによく聞いてくれるようになったことを感じています。
「ねえ、せんせい、おとなのいす(いつも教師が座っている椅子)かして」
というので、「いいよ」とこたえ、“どうするのかな?”と様子を見守っていると、降園前に教師が絵本を読んだり、話をしたりするときのように、椅子を自分たちで並べ始めました。左側が先生の椅子で、右側が子どもたちの椅子です。
「おしらせごっこをしまーす」
の声に、友達が椅子に座りました。
「えっと、あしたの、あしたの、あしたの、あしたのかようびは、えんそくにいきまーす!」
「りゅっくさっくがいりますよ」
「こうえんであそびますよ」
と教師の口調をまねて、話したり、話を聞いたりすることを楽しんでいました。
この1年間で、もも組・みかん組の子どもたちも大きく成長しました。
1年間、ありがとうございました!