- 2021.03.23
- 4歳児~3月の子どもたち~
チューリップの芽が大きく生長する姿を毎日見守りながら水やりをし、
花が咲くころには大きい組になるんだと心待ちにしている年中組さん。
大好きな年長さんに”ありがとう”の気持ちを伝えたいと、お別れ会を計画しました。
一人一人どんなことができるかなと話し合い、係を決めたり、プレゼントを考えたりしました。
お別れ会の数日前、少し緊張しながら年長組に招待状を渡しに行き、年長さんのうれしそうな顔を見てさらに期待の高まった子どもたち。
前日には一生懸命手を伸ばして遊戯室の飾り付けをしたり、本番通りに簡単にリハーサルしたりしながら
当日を楽しみにしていました。
当日の朝。
準備ができると年長組さんを呼びに行き、いよいよお別れ会の始まりです。
友達と声を合わせてはじめの言葉を言ったり、ありがとうの思いを込めた手紙を読んだり、一人一人作ったプレゼントを渡したり…。
自分の係をやり切り、誇らしげな表情に成長を感じました。
年長さんがとても喜んでくれて、子どもたちもありがとうの気持ちが伝わり、うれしさを感じていました。
今年度は感染症予防対策のため、各学年1クラスずつの縦割りのグループを作り、2部制でお別れ会を行いました。
直接お祝いできないグループの年長さんにはどのように”ありがとう”を伝えようか相談すると、
子どもから「映画館みたいな動画を年長さんにプレゼントしたい」という声が上がりました。
年少さんからは可愛らしい手遊びを、年中さんからはお別れの歌を、それぞれ用意しました。
動画を見ながら涙ぐむ姿もあり、ほっこりとした会になりました。
最後の一人が遊戯室を出るまで、名残惜しそうに手を振ったり、拍手したりしながら、お見送りをしました。
3月には、ミニSLが幼稚園にやってきました。
間近に見ることが初めての子どもたちは、登園してすぐ園庭に広い線路やSLを見つけて大興奮。
石炭や水で電車が動くという仕組みに興味をもって尋ねたり、大きな汽笛がなると「わあ!」と歓声をあげたりしながら心待ちにしていました。
待合席では、年長さん手作りの素敵な切符をもらいました。
切符を切ってもらい、いざ乗車!
動き始めると「すごーい!楽しい!」と周りで見ている友達や先生に手を振る子や、
思っていたよりスピードが早かったとびっくりしている子などいろいろな表情が見られました。
SLから降りた後は、テラスで伸び伸びと絵を描きました。
園庭で走っているSLをじっくり見ながら描いたり、こんな電車があったらいいなと空想を膨らませたりしながら楽しい気持ちで表現していました。
年長さんが卒園した後には、年長組のお部屋のおもちゃや年長組しか使えなかった遊具で遊びました。
木のレールやドミノを組み合わせて作ったビー玉転がしでは友達と思いを出し合いながら遊ぶ姿も出てきました。
ボーリングのようにピンを立てて転がし、うまくいかないとそれぞれが少しずつ動かして調整したり、
ドミノを「こっちにも道を作るね」と声を掛けながら遊んでいました。
いつも見ていた、憧れの年長さんの大きな遊具。
はじめは「少し怖いな…」とドキドキしていた子どもたちは、先に登っている友達の姿を見たり、
先生に支えてもらったりしながら根気よく何度も挑戦していました。
2月に年長組さんに教えてもらった、飼育当番。
「お当番任せたよ!」と年長さんに道具を託され、自分たちだけでできるうれしさや誇らしさを感じながら
いよいよ年長組になるんだ、と期待に胸いっぱいの年中さんです。